WordPressを始める時に最初に確認するべきものの1つが「パーマリンク設定」ですね。
パーマリンクの設定はもう済んでいる方が多いと思いますが、WordPressを始めたばかりの方に参考になればと思って書いてみることにしました。
ネット上では色々な意見があって、サイトによってパーマリンク設定も結構バラバラです。
今回は「ブログ運営」という視点で見た時の最適なパーマリンク設定について考察してみました。
パーマリンクとは?
パーマリンクについての説明は色々なサイトで取り上げられていますので、参考になる記事をご紹介します。パーマリンクってなんぞや?という方は基本から詳しく書かれていますので参考にしてみてください。
参考記事1:バズ部
まずは有名なバズ部さん。記事を要約すると↓
- パーマリンクには意味のある単語を入れるべき
- 最適なパーマリンクは以下の2パターン
example.com/カテゴリー名/記事タイトル
example.com/記事タイトル
Googleのガイドラインを引用して「論理的かつ人間が理解できる単語を入れるべき」ということでカテゴリー名や記事タイトルをパーマリンクにすることを推奨していますね。
参考記事2:LIG INC
こちらも皆さんご存知、LIGさんの記事です。要約すると↓
- パーマリンクにはキーワードを含めた方が良い
- 日本語URLはデメリットが多い
- 英単語の方がアクセス解析に便利
- 理想のパーマリンク
example.com/カテゴリー名/投稿名(英数字)
LIGさんもカテゴリー名を入れるのを推奨しています。そして日本語URLはあまりオススメできないという感じですね。
参考記事3:海外SEO情報ブログ
3つめはSEOについて専門的な情報を多く発信している海外SEO情報ブログさん。要約すると↓
- URLにキーワードを入れてもSEO的な利点はないか、極めて少ない
- キーワードが入っていることでユーザーの利便性が上がることはあるので無理なく実装できるなら利用する
GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏の発言を取り上げて、URLにキーワードやカテゴリーを含める必要はないという点を指摘しています。
最適なパーマリンクを改めて考えてみた
他にも色々なサイトで、それぞれの理想のパーマリンクが紹介されています。みんな言ってることがバラバラなんで、どうすればいいのか迷っちゃいますよね。
個人的な意見とこれまでの経験をふまえて、最適なパーマリンクを改めて考えてみました。
1.カテゴリーを含めるべきか?
色々なサイトでオススメされているのがカテゴリー名を含めるというもの。WordPressのパーマリンク設定だと「%category%」というタグを使いますね。
カテゴリーを含めるメリット・デメリットは以下の通り。
メリット
- ユーザーがURLから内容を想像しやすい
デメリット
- カテゴリーの変更をするとURLが変わるので、他サイトからのリンクや内部リンクが無効になったり、SNSのシェア数もリセットされる
多くのサイトでメリットとして上げられているSEO的な利点ですが、先ほどの海外SEO情報ブログさんの記事にもあるように、全く意味が無いか、影響があったとしても本当に微々たるものだと思います。
実際に当ブログのURLも単語として意味のない「数字ベース」を採用していますが、検索上位に表示されているページが多数あります。
それよりもカテゴリー名がパーマリンクに含まれる場合、カテゴリーを変えたらURLも変わってしまうというのが大問題です。
僕は最初からこのブログは雑多な内容にするつもりでした。記事が増えたらカテゴリーも後から変更したり整理するつもりだったので、URLが変わらないようにカテゴリー名はパーマリンクに含めていません。
リダイレクト設定して対応することも可能ですが、面倒くさい作業はできればやらないに越したことはないです。
2.投稿名を含めるべきか?
投稿名は「%postname%」のタグで設定できますね。投稿名を含めるメリット・デメリットはどうでしょうか。
メリット
- ユーザーがURLから内容を想像しやすい
デメリット
- 英単語にする場合は自分で毎回設定する必要がある
- 自分で設定しないと日本語になる
こちらもメリットはユーザー視点です。でも皆さん、検索結果でURLで内容を判断することってあまりないと思いませんか?普通は記事のタイトルだけ見て内容を判断するんじゃないでしょうか。
それよりも記事を書く度に「wordpress-header-custom」みたいな英単語を考える方が大変です。
英単語で設定しないと日本語になっちゃいますが、日本語URLはリンクを貼ると
「http://example.com/wordpress%e3%81%ae%e5%9f%ba%e6%9c%ac%e8%a8%ad%e5%ae%9a%e3%81%a8%e8%a8%98%e4%ba%8b%e3%81%ae%e6%8a%95%e7%a8%bf-part-1%e3%80%90wordpress%e8%b6%85%e5%88%9d%e5%bf%83%e8%80%85%e5%90%91%e3%81%91%e3%80%91/」
こんな感じで英数字に変換される環境も多く、長すぎて正常にリンクを貼れない場合などもあります。被リンクが減ってしまうことになるかもしれません。
ちなみに上のリンクは
「http://example.com/wordpressの基本設定と記事の投稿part.1【WordPress超初心者向け】」をエンコードする前のURLです。
結論:最適なパーマリンク設定とは
これらのことを踏まえて、僕が現時点で考えるWordPressの最適なパーマリンク設定はブログなら「数字ベースまたは投稿名」です。
めんどくさがり屋さんは数字ベースがおすすめ
数字ベース(archives/投稿ID)
例:example.com/archives/123
ポイントは下記の通り。
- シンプルで短くできる
- 記事を書く度に英語のパーマリンクを考えなくて良い
- あとからカテゴリーやサイト構成を変更しやすい
このブログも「数字ベース」にしてるんですが、検索上位の記事も多く、特に困ったことはありません。
ただ数字ベースにすると記事毎にパーマリンクを変更することができなくなるので、そこは割り切ってしまう必要があります。
少しでもSEO効果に期待したいなら投稿名
投稿名(%postname%)
例:example.com/記事タイトル
ポイントとしては以下の通り。
- あとからカテゴリーやサイト構成を変更しやすい
- わずかなSEO効果は期待できるかも
毎回英語のタイトルを考えることが苦でなければ「投稿名」にしても良いと思います。
ただSEO効果についてはホントにあるかないか微妙な感じなので、URLに悩んで記事作成に時間がかかってしまうのはもったいないです。
今回は「ブログの場合」なので、しっかり構成やページ数が決まっているサイトなどは全ページ英語名で良いと思います。
あくまで個人的な見解なので、ここ間違ってるよ!とか新しい情報などあれば教えてくださいね。
WordPress初心者さんの参考になれば幸いです。ではまた〜♪
comment
お世話になります。
納得の内容でとても安心しました。
わたしは元々パーマリンクを数字ベースを設定していたのですが、最近「ドメイン/カテゴリー/投稿名」あるいは「ドメイン/投稿名」を勧める記事がとても多いので、そろそろ変えようかなと思うようになりました。
そんな折り、たまたまこちらさまの記事に遭遇しましたことにより、そのままにしておくことにしました。
大変参考になりました。
ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
お役に立てて幸いです。
数字ベースが一番良いと思います^^